山形県内において2020年2月に発生したエア遊具事故の再現実験を実施しました。改めて、再発防止策について注意喚起します。
2020年06月08日
山形県内で発生したエア遊具事故をうけて、類似の事故再発防止の知見を
得るために、当協会にて同じエア遊具を使用して、下記の概要にて再現実
験を実施しました。
再現実験実施日 :2020年3月20日
再現実験実施場所:JIPSA会員(株)BRAVO様 安城倉庫
再現実験立会者 :JIPSA事務局 栗橋/中島
JIPSA理事 澤田(トラスト)
JIPSA技術部会会長(水上遊具) 加藤(BRAVO)
日本大学理工学部 青木教授
再現実験の検証結果については、青木先生の報告書を活動記録にアップし
ています。詳しくは
を参照ください。
得られた知見としては、
1)屋内においても、ウェイト・アンカー等により適切に遊具を固定して
いないと転倒のリスクがあること。
2)内圧の低下によっても転倒のリスクが高まること。
3)定員は適切に設定・管理する必要があること。
の重要な3条件が再発防止には必須であることが判明しました。
新型コロナウィルスの感染予防対策をしながらではありますが、エア遊具
のイベントも今後少しずつ再開されていくと協会では考えています。
屋内での実施においては、今回の知見を最大限有効に生かし、類似事故が
起きないよう、エア遊具に関わる事業者の皆様にあらためて注意喚起いた
します。
併せて、2020年3月10日にリリースしました、再発防止への取り組み
についても徹底いただくよう要請いたします。
以上。